なぜ歯ならびや噛み合わせが悪くなるのですか?

子供の顔・体型が親に似るように遺伝的なものもあります。

また、指しゃぶりなどの癖やむし歯などで歯を抜いたままにしたことが原因で後天的に歯ならびを悪くすることもあります。また、食生活の変化により、アゴの骨が十分に発育しないので、歯ならびを悪くする傾向にあります。扁桃腺・アデノイド・アレルギ−性鼻炎などで、口を開けて息をするために起こると考えられる不正咬合もあります。

乳歯だけの時でも治療が必要ですか?

上下のアゴの骨のバランスが悪い場合、 特に受け口や下のアゴが左右に曲がっている場合、乳歯列でも矯正治療することがあります。また指しゃぶりなどの悪い癖によって起こる不正咬合の場合にも、できるだけ早く原因を取り除くために治療することがあります。


何歳頃から、相談したらよいでしょうか?

症状によって、治療開始時期が違いますので、気づいた時点で、なるべく早くご相談されることをおすすめします。かかりつけの歯科医院がありましたら、まず歯科医師に相談ください。


大人でも治療できますか?

成人の方でも矯正歯科治療は可能です。また高齢の方でも、矯正治療は可能ですが、むし歯や歯槽膿漏が治療されて、健康な口の中にしてから治療する必要があります。


装置をつけると発音がし難くなりませんか?

最初はすこししゃべりづらくなりますが、数週間ほど経ち慣れてくれば普通にしゃべれるようになります。

逆に矯正治療が終わって、舌を含む口の周囲の機能が正常になり、発音がよくなる場合もあります。

虫歯や歯周病にかかっても矯正治療はできますか?

治療前に歯の検査をして、虫歯や歯周病の治療が必要な場合は先に治療を済ませてから矯正治療をします。


食事や歯磨きは普通と同じでよいのでしょうか?

矯正装置によっても多少の違いはありますが、普通の食事であれば問題ありません。歯磨きは装置をつけているので工夫がいります。磨き方は担当医もしくは歯科衛生士にしっかり指導してもらいましょう。


矯正歯科治療が成功するポイントはありますか?

矯正歯科治療は治療期間が長くなります。患者様と矯正専門医がお互いに協力と信頼を保ちながら途中であきらめないように頑張ることが必要です。